親や親族から不動産を相続したものの、「空き家になってしまってどうすればいいか分からない…」という相談が仙台市内でも増えています。
本記事では、仙台で空き家を相続したときに知っておくべき法律・税金・売却・活用方法・注意点を、専門家目線で分かりやすく解説します。
1. 空き家を相続したらまず確認すべきこと
- 不動産の名義は変更されているか?
2024年4月から相続登記が義務化(猶予は3年)。登記しないと10万円以下の過料の対象に。 - 固定資産税・管理費用の発生
所有者としての管理責任が発生。特定空家に指定されると税優遇が外れる可能性あり。 - 共有名義なら意思確認を
他の相続人がいる場合、売却や活用には全員の同意が必要。
2. 仙台市における空き家の実情
- 仙台市では空き家率は約11%前後(全国平均よりやや低い)
- 青葉区・太白区・泉区などで昭和築の一戸建てが放置されやすい
- 郊外の住宅地(八木山、旭ヶ丘、泉ヶ丘)では再活用の需要が高まりつつある
3. 放置するとどうなる?空き家のリスク
リスク | 内容 |
---|---|
防犯・防災 | 放火、不法侵入、ゴミの投棄などの被害リスク |
税金 | 住宅用地特例の解除で固定資産税が最大6倍に |
法的責任 | 倒壊・越境による損害賠償リスク |
近隣トラブル | 景観悪化や悪臭などによる苦情 |
4. 空き家の活用・売却の選択肢(仙台市の場合)
- 売却:更地にするか建物付きで売却。青葉区や宮城野区では比較的買い手が多い。
- 賃貸活用:リフォーム後に貸し出す事例が増加。戸建て賃貸需要あり。
- 空き家バンク登録:仙台市やNPOによるマッチング支援が可能。
- 解体・土地活用:駐車場やアパート用地への転用。解体費用は30坪で100〜150万円程度。
5. 相続空き家の特例を活用しよう(譲渡所得3,000万円控除)
要件を満たすと、相続空き家の売却時に譲渡益から最大3,000万円の特別控除を受けられます。
- 昭和56年5月31日以前の建物
- 相続から3年以内の売却
- 売却前に建物を解体、または耐震改修が済んでいること
条件を満たすかの判断は、不動産会社または税理士に相談しましょう。
6. 仙台で空き家問題に詳しい不動産会社を選ぶポイント
- 空き家売却や活用の実績が豊富
- 税理士・司法書士と連携してワンストップ対応が可能
- 地域の需要に詳しく、的確な価格査定ができる
📝まとめ|仙台で相続した空き家は「放置しないこと」が第一歩
- 相続登記の義務化・税制改正により放置リスクが拡大
- 売却・賃貸・再生など選択肢が多様化
- トラブル回避と資産化のためにも、専門家と早めに動くのが正解
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