調剤薬局開業で最初に考えるべき「立地」の重要性
調剤薬局のビジネスモデルは、近隣の医療機関から処方箋を受け取り調剤する「門前薬局」と、複数の医療機関の処方箋を取り扱う「面分業薬局」の2つに大別されます。いずれの形態においても、立地は収益を左右する最重要因素です。
仙台市内で開業を検討している薬剤師・投資家の方には、エリアごとの医療施設密度と商圏人口をしっかり把握したうえで物件を選ぶことをお勧めします。
調剤薬局の立地選定で確認すべき5つのポイント
1. 近隣医療機関との距離と診療科目
門前薬局を目指す場合、対象クリニックまでの距離は徒歩1〜2分以内が理想です。処方箋を持った患者が天候に関わらず立ち寄れる距離感が求められます。
診療科目も重要です。内科・整形外科・皮膚科・泌尿器科など処方箋の発行枚数が多い科目のクリニックに隣接することで、安定した売上を見込めます。
2. 競合薬局の有無と距離
同じ処方箋を取り扱う競合薬局が近接していないか確認します。半径200m以内に複数の薬局が存在するエリアでは、患者の取り合いが発生します。仙台市青葉区の繁華街周辺や大学病院周辺は既存薬局が多いため、差別化戦略が必要です。
3. 駐車場の有無
郊外エリアでは車での来店が主流です。仙台市の宮城野区・若林区・泉区方面の医療モール系物件では駐車スペース3〜5台以上が求められます。一方、青葉区中心部(錦町・上杉エリア)では徒歩・自転車・公共交通での来店が多く、駐車場よりも歩行者の動線確保が優先されます。
4. ユニバーサルデザインへの対応
患者の多くは高齢者・障がい者です。段差のない入口、車いすが通れる通路幅(90cm以上)、トイレの手すり設備を最初から確保できる物件を選ぶことで、改修コストを抑えられます。
5. 物件の耐久性と清潔感
薬局は薬機法上、清潔な環境の維持が義務付けられています。内壁・天井・床は清掃しやすい素材が望ましく、新築・築浅の物件は内装基準を満たしやすい傾向があります。
調剤薬局に必要な設備と電気・給排水の要件
調剤薬局の内装工事にあたっては、一般テナントとは異なる設備要件があります。
電気容量: 調剤機器・冷蔵庫(医薬品保管)・空調設備を同時稼働させるため、単相200V対応と30A以上のブレーカー容量が必要です。電気容量が不足する物件では増設工事が必要となり、初期費用が増加します。
給排水設備: 調剤室内に手洗い設備(流水型)が必須です。給排水引込済みの物件では内装工事だけで対応できますが、未引込の物件では引込工事費用が100〜200万円程度かかる場合があります。
換気・空調: 薬品の保管には温度管理が必要です(一般薬品は15〜25℃、冷所保存薬品は2〜8℃)。天井カセット型エアコンの設置や、換気ダクトの確保できる物件が適しています。
坪数の目安: 調剤薬局の最小面積は保険薬局指定基準上、専有面積が一定以上必要です。目安として調剤室6.6㎡(2坪)以上、待合スペースを含めると30〜50㎡(9〜15坪)程度が標準的な規模です。
仙台市青葉区錦町2丁目の「レヴール仙台錦町」1階テナントは38.91㎡(約11.77坪)と45.67㎡(約13.81坪)の2区画を展開しており、給排水引込可・都市ガス・エアコン設置可と調剤薬局開業に必要な設備環境が整っています。
仙台市内エリア別の調剤薬局開業適性
青葉区・中心部(錦町・上杉・勾当台)
医療施設密度が高く、東北大学病院・仙台厚生病院など大規模病院への来院患者が多いエリアです。徒歩圏人口が多く、面分業薬局としての展開にも向いています。賃料相場は1坪あたり1.2〜1.8万円程度です。
宮城野区(仙台駅東口・榴ヶ岡)
再開発が進む仙台駅東口エリアは人口流入が増加中です。ビジネスパーソンが多い地域のため、内科系クリニックとの連携薬局として需要が見込めます。賃料相場は1坪あたり0.9〜1.4万円程度です。
若林区・太白区(郊外エリア)
駐車場付き医療モール内での開業が主流です。家賃は安価(1坪あたり0.7〜1.1万円)ですが、対象クリニックの集患力に依存するビジネスモデルとなります。
開業時の初期費用と賃料の目安
調剤薬局の開業費用は、規模と内装グレードによって大きく異なりますが、仙台市内での標準的な費用感は以下の通りです。
| 項目 | 費用目安 |
|------|---------|
| 内装工事費(スケルトン渡し) | 300〜600万円 |
| 調剤機器・什器 | 200〜400万円 |
| 医薬品初期仕入れ | 100〜300万円 |
| 敷金(賃料3ヶ月分) | 50〜70万円 |
| 各種申請費用 | 30〜50万円 |
| 合計(目安) | 700〜1,500万円 |
「レヴール仙台錦町」テナント2(38.91㎡)の場合、月額賃料16.8万円・管理費1.1万円・敷金賃料3ヶ月分(礼金なし)です。スケルトン渡しではなく内装の状態もお問い合わせいただけます。
錦町エリアが調剤薬局に向いている理由
仙台市青葉区錦町エリアは、医療機関が集積する上杉・勾当台エリアに隣接しており、東北大学病院・仙台厚生病院へのアクセスも容易です。地下鉄南北線 勾当台公園駅から徒歩約9分、JR仙台駅からも徒歩約10分と、広域からの来店が見込めます。
周辺住民は高所得のファミリー・共働き世帯が多く、健康意識が高い層のニーズにも応えられます。また、新築物件への入居は清潔感と信頼感を患者に与えやすく、ブランディング上の優位性もあります。
エムアセッツは仙台市内に7棟を所有・管理するオーナー企業として、テナント様の事業内容に合わせたご相談にも柔軟に対応しています。
まとめ:物件選びのチェックリスト
調剤薬局のテナント探しでは、以下の項目を必ず確認してください。
仙台市内で調剤薬局に適したテナント物件をお探しの方は、ぜひレヴール仙台錦町のテナント詳細をご覧いただくか、お問い合わせフォームからご相談ください。開業計画の初期段階からお気軽にご連絡いただけます。
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