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空き家6分で読めます執筆: 森 信幸代表取締役

仙台市の空き家補助金制度2026年版|解体費助成と活用支援を解説

仙台市の空き家補助金制度2026年版|解体費助成と活用支援を解説

仙台市の空き家問題と補助金制度の活用

空き家は全国的に増加しており、仙台市でも例外ではありません。相続した実家・使わなくなった持ち家・遠方に引っ越した後の所有物件など、管理できないまま放置されているケースが増えています。

空き家を放置すると、建物の劣化・防犯・衛生上の問題だけでなく、「特定空き家」に指定されると固定資産税の住宅用地特例が外れ、税負担が最大6倍になるリスクもあります。

仙台市では、こうした空き家問題に対応するために、解体費の助成制度・空き家活用支援・情報発信などの取り組みを進めています。この記事では、2026年時点での主な制度内容と活用法を解説します。


仙台市の空き家関連補助金・助成制度

1. 空き家の解体費補助(危険空き家除却支援事業)

仙台市では、老朽化が進んで危険な状態にある空き家の解体費用の一部を助成する制度があります。

対象となる建物の主な要件

  • 仙台市内に所在する空き家(居住の用に供されていない建物)
  • 老朽化が著しく、倒壊の危険性や周辺への悪影響が認められるもの
  • 所有者が特定でき、適正に管理できる立場にあること
  • 助成金額の目安

    | 区分 | 助成額(上限) |

    |------|------------|

    | 木造・軽量鉄骨造 | 解体費用の1/3以内、上限100万円程度 |

    | 特定空き家等に認定されたもの | 別途上乗せ措置がある場合あり |

    ※助成金額・要件は年度ごとに変わる場合があります。申請前に仙台市住宅政策課または各区の窓口へ最新情報を確認してください。

    申請の主な流れ

  • 仙台市の窓口(都市整備局住宅政策課)へ事前相談
  • 物件の現地調査・審査
  • 助成金交付申請(工事前に申請が必要)
  • 解体工事実施
  • 完了報告・助成金交付
  • 注意点:工事着工前に申請が必要です。先に解体してしまった場合は助成を受けられないため、必ず事前に問い合わせてください。


    2. 仙台市空き家バンク

    仙台市が運営する「空き家バンク」は、空き家の所有者と利用希望者をマッチングする登録制度です。

    所有者側のメリット

  • 無料で物件情報を掲載できる
  • 移住・定住希望者などのニーズと直接つながれる
  • 民間ポータルサイトとは異なるターゲット層へのアプローチ
  • 利用希望者側のメリット

  • 仙台市内の空き家情報を一覧で確認できる
  • 自分でリノベーションして使いたい人向けの物件が多い
  • 移住検討者が仙台を拠点にした際の住まい候補として活用
  • 空き家バンクの対象物件

  • 仙台市内にある空き家(賃貸・売却どちらでも登録可)
  • 建物の状態・広さは問わないが、一定の安全性が必要

  • 3. 住宅リノベーション支援制度

    空き家をリノベーションして活用する際に使える補助制度も存在します。

    仙台市が関わる主な支援

  • 空き家をリノベーションして子育て世帯・高齢者向けに活用する場合の補助
  • まちづくり会社や地域団体と連携した空き家活用プロジェクトへの支援
  • ただしこれらは事業者向けが中心のものも多く、一般の個人所有者が活用できるかは案件ごとに異なります。詳細は仙台市の相談窓口(住宅政策課・各区まちづくり推進課)へご確認ください。


    仙台市以外の補助金:宮城県・国の制度

    国土交通省の空き家対策関連補助

    国は、市区町村が実施する空き家対策事業に対して補助金を出しており、仙台市の補助制度もその枠組みの中で実施されています。国から直接個人が申請する窓口は基本的にありませんが、地方自治体を通じた形で間接的に恩恵を受けることができます。

    農山漁村地域の場合

    仙台市郊外・宮城県内の農山村地域では、国の「地方移住支援」と連携した空き家活用補助が別途設けられているケースがあります。仙台市からやや外れたエリアに相続空き家がある方は、その市区町村の窓口も確認することをおすすめします。


    空き家を放置するリスク

    補助金の活用を考える前に、空き家を放置した場合のリスクを把握しておくことも重要です。

    固定資産税の特例が外れる

    住宅が建っている土地は、「住宅用地の特例」として固定資産税が最大1/6に軽減されています。しかし空き家が「特定空き家」に認定されると、この特例の対象外となり、固定資産税が最大6倍に跳ね上がる可能性があります。

    管理責任と損害賠償リスク

    放置された空き家が倒壊したり、飛来物で隣家に被害を与えた場合、所有者は損害賠償責任を問われることがあります。また近隣住民からのクレームや行政指導のリスクもあります。

    資産価値の低下

    管理されていない空き家は急速に劣化します。特に仙台市は積雪・凍結の影響もあり、水道管の凍結破裂・屋根の傷みが進みやすい環境です。早めに対処することで資産価値を保てます。


    空き家の活用・処分の選択肢

    補助金を含め、空き家の対処には以下の選択肢があります。

    | 選択肢 | 概要 | メリット | デメリット |

    |--------|------|---------|-----------|

    | 売却 | 不動産会社に仲介してもらい売る | まとまった現金が得られる | 売却まで時間がかかる場合も |

    | 賃貸活用 | リノベして家賃収入を得る | 毎月収入が入る | 初期費用・管理の手間 |

    | 解体して土地売却 | 建物を壊して更地で売る | 買い手が付きやすい | 解体費用がかかる |

    | 空き家バンク登録 | 移住希望者などに使ってもらう | コストゼロで活用の可能性 | 相手が見つかるまで時間がかかる |

    | 寄付・贈与 | 自治体や団体に譲る | 管理から解放される | 相手が受け取らないことも |


    補助金申請前に確認すること

  • 所有権が明確になっているか(相続登記が完了しているか)
  • 申請年度の要件・予算枠(補助金は予算消化で受付終了になることがある)
  • 対象となる工事業者・施工内容の制限
  • 補助金申請の時期(工事前に申請が必要なことが多い)
  • 2024年から相続登記が義務化されており、登記が未了だと補助金申請や売却手続きが進められない場合があります。まず法務局で登記状況を確認し、必要なら司法書士に相談することをおすすめします。


    まとめ

  • 仙台市には危険空き家の解体費助成・空き家バンク・活用支援などの制度がある
  • 解体費助成は工事前の申請が必須で、年度ごとに要件・金額が変わる可能性がある
  • 空き家放置は固定資産税の増加・損害賠償リスク・資産価値低下につながる
  • 売却・賃貸・解体・空き家バンクなど複数の選択肢を検討する
  • 相続登記の完了・登記状況の確認が補助金活用・売却の前提
  • 空き家の対処に迷っている方は、エムアセッツへお気軽にご相談ください。売却・賃貸活用・解体など、仙台市内の空き家に関する選択肢を整理し、最善の方法をご提案します。

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