「ペット可」と「多頭飼い可」は別物
「ペット可」と表記されている賃貸物件でも、多頭飼いに対応しているとは限りません。多くの物件では「小型犬または猫1頭まで」と頭数に制限があり、2頭以上を望む場合は明確に「多頭飼い相談可」「頭数制限なし」と記載されているか、オーナー・管理会社への事前確認が必要です。
仙台市内のペット可賃貸における頭数制限パターンは、おおむね次の3つに分類されます。
| パターン | 内容 | 多頭飼いの可否 |
|----------|------|--------------|
| 1頭限定 | 犬か猫のどちらか1頭のみ | 不可 |
| 同種1頭 | 犬のみ1頭・猫のみ1頭 | 不可(異種も不可) |
| 多頭相談可 | 2頭以上について要相談 | 要交渉・条件付き可 |
「多頭相談可」の場合でも、2頭目の敷金上乗せや追加の飼育規約が設けられることが一般的です。希望頭数・動物の種類・体重などを最初から正確に伝えた上で交渉することが、後々のトラブルを防ぐ最善策です。
多頭飼いで特に重要な4つのポイント
1. 防音性能(遮音性)
犬・猫2頭以上が走り回る足音や鳴き声は、1頭のときより確実に大きくなります。木造や軽量鉄骨造の物件では、これらの音が隣室・下の階に伝わりやすく、近隣トラブルの原因となります。
多頭飼いであれば、重量鉄骨造または鉄筋コンクリート造の物件を優先的に選ぶことを強くおすすめします。重量鉄骨造では積水ハウスの「シャイド55」などの高遮音床システムが採用されているケースがあり、軽量床衝撃音遮断性能がLL-45相当以下と高い水準を誇ります。
2. 部屋の広さ
1頭飼いであれば1LDKでも十分な場合がありますが、多頭飼いでは動物同士の縄張り意識やストレス発散のためのスペースが必要です。2LDK以上の間取りが望ましく、可能であれば専用のペットスペースや和室(掃除しやすい空間)があると管理が楽になります。
多頭飼いを快適に続けるための目安となる間取りを示します。
| 飼育頭数 | 推奨間取り | 参考面積 |
|----------|-----------|---------|
| 2頭(小型犬2匹) | 1LDK以上 | 40m²以上 |
| 2頭(犬+猫) | 2LDK推奨 | 55m²以上 |
| 3頭以上 | 2LDK〜3LDK | 65m²以上 |
3. においケアのしやすい設備
多頭飼いでは、においの蓄積が1頭のときより速いペースで進みます。以下の設備・条件が揃っている物件を選ぶと日常の管理が楽になります。
4. 近隣・共用部への配慮
多頭飼いは1頭飼いより近隣住民への影響が大きくなります。物件を選ぶ際は、隣戸の間取り配置・エントランスから玄関までの動線・エレベーターの利用ルールを確認しましょう。
「犬2頭をキャリーに入れてエレベーターに乗れるか」「廊下ですれ違う際に他の入居者に配慮できる動線か」などを内見時に実際に歩いて確認することをおすすめします。
重量鉄骨造が多頭飼いに向いている理由
積水ハウスが施工する重量鉄骨造の賃貸物件(シャーメゾン)では、「シャイド55」と呼ばれる高遮音床システムが標準仕様として採用されています。
シャイド55の遮音性能
LH-55という数値は、「上階の音が下の階にほとんど聞こえない」水準とされており、ペットが複数頭で走り回る場面でも下の階への影響を大幅に抑えることができます。
また、重量鉄骨造は壁の剛性も高く、隣戸への生活音伝達も軽量鉄骨造・木造と比べて少ない傾向があります。多頭飼いでは特にこの点が入居後の安心感に直結します。
賃貸契約時の多頭飼いに関する注意点
必ず告知する義務がある
入居申込の段階で、飼育している(または飼育する予定の)ペットの種類・頭数・体重を正確に申告することは義務です。後から増えた場合も、その都度オーナー・管理会社への報告が必要です。
無断で頭数を増やすことは契約違反となり、最悪の場合は退去を求められるリスクがあります。「1頭で申告していたが、もう1頭増やしたい」という場合も、必ず事前に相談してください。
追加敷金の交渉
多頭飼いが認められる物件では、通常のペット可物件より多い敷金を求められることがあります。一般的な目安として、1頭あたり賃料の1〜2ヶ月分が設定されることが多く、2頭飼いであれば合計で賃料の2〜4ヶ月分の敷金が必要になるケースもあります。
入居前に「退去時に敷金がどの範囲に充当されるか」を確認しておくことで、退去時の費用感を事前につかんでおくことができます。
飼育規約の確認ポイント
多頭飼いを許可している物件では、通常より詳細な飼育規約が設けられていることが多いです。確認すべき主な項目は次の通りです。
退去時:多頭飼いならではの注意点
多頭飼いでは、退去時の原状回復費用が1頭飼いより高額になりやすい点は覚悟しておく必要があります。
広範囲に及ぶ壁・床のダメージ
複数頭のペットが過ごした空間では、ひっかき傷・かじり傷の範囲が広くなる傾向があります。1頭飼いではクロスの部分交換で済む場合でも、2頭以上では全面交換が必要となるケースが多く、費用が大きく変わります。
フローリングへの傷
犬2頭が走り回ると、フローリングへの爪傷が広い面積に及ぶことがあります。フローリングの全面交換が必要となった場合、部屋の広さにもよりますが10〜40万円以上の費用が発生することもあります。入居中からフロアマット・コーティングで保護することが重要です。
においの除去費用
2頭以上のにおいが長期間蓄積した場合、通常の消臭クリーニングでは対応できず、専門業者によるオゾン処理・光触媒施工が必要になることがあります。2LDK以上の広い物件では、消臭施工だけで10〜20万円以上かかる場合があります。
入居前・入居中の対策が費用を左右する
退去時の費用を抑えるためにできることは入居中から始まります。
退去費用のより詳しい実態については、ペット可賃貸の退去費用相場と原状回復トラブルを防ぐポイントもあわせてご覧ください。
オーナー目線:多頭飼い入居者に守ってほしいこと
エムアセッツ株式会社は仙台市内に7棟のペット可物件を所有する賃貸オーナーとして、多頭飼い入居者に特に次のことを徹底してほしいと考えています。
においの管理が最優先
においは建材の奥まで浸透すると、次の入居者に影響し、物件価値にも直結します。日常の換気・消臭管理こそが、退去時のトラブルを避ける最大の対策です。
変化があれば早めに連絡を
「2頭目を飼いたい」「犬種が変わる(譲渡)」「ペットが亡くなった」など、ペットの状況に変化があった場合は早めに管理会社に連絡してください。状況に応じて柔軟に対応します。
共用部は他の入居者と共有する場所
複数のペットを連れてエレベーターに乗る場面、廊下でのすれ違いなど、他の入居者への影響が1頭飼いより大きくなります。ケージやキャリー、リードの管理を徹底してください。
退去前の相談を歓迎する
退去の意向が固まった段階で早めにご相談いただくと、原状回復の範囲・方法について事前に方針を決めることができ、双方にとって費用と時間のロスを減らせます。
エムアセッツのペット可物件(全棟多頭飼い相談可)
エムアセッツ株式会社が仙台市内に所有する賃貸物件は全7棟がペット可で、多頭飼いについても個別に対応しています。青葉区・宮城野区・若林区に展開し、積水ハウス施工の重量鉄骨造(シャーメゾン)が中心です。
高い遮音性能(シャイド55)、広めの間取り、ペット飼育への理解があるオーナー管理という環境で、多頭飼いの方が安心して暮らせる物件をご提案します。
飼育頭数や動物の種類・体重など、お問い合わせよりご連絡ください。
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