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賃貸6分で読めます執筆: 森 信幸代表取締役

仙台の賃貸で敷金礼金なし物件のメリットとデメリットを解説

仙台の賃貸で敷金礼金なし物件のメリットとデメリットを解説

敷金礼金なし物件とは何か

仙台市内の賃貸物件を探していると、「敷金0ヶ月・礼金0ヶ月」と表示された物件を目にします。いわゆるゼロゼロ物件と呼ばれるもので、通常2〜3ヶ月分かかる敷金・礼金が不要なため初期費用を大幅に抑えられるように見えます。

しかし、敷金礼金なしには「理由」があります。入居前に仕組みを理解しておかないと、退去時に想定外の費用が発生するリスクがあります。


敷金・礼金とは何か:おさらい

まず基本を整理します。

敷金(しききん): 入居中に発生した原状回復費用(汚損・損耗の修理)に充てるための預け金。退去時に使わなかった分は返還されます。

礼金(れいきん): 入居時に大家さんへ支払う謝礼金。返還されません。

仙台市の標準的な相場は敷金1ヶ月・礼金0〜1ヶ月です。礼金なしは多数見られますが、敷金まで含めた「ゼロゼロ」は物件の状況や大家の方針によって異なります。


ゼロゼロ物件のメリット

1. 入居時の現金負担が大幅に減る

通常、敷金1ヶ月+礼金1ヶ月で家賃の2ヶ月分が不要になります。家賃8万円の物件であれば16万円を節約でき、その分を引越し費用や家具・家電の購入に充てられます。

2. 短期間しか住まない場合に向いている

転勤が多い方や、数年以内に家を購入予定の方など、長期居住を前提としない場合は初期費用の低さが直接的なメリットになります。

3. 物件の選択肢が広がる

予算が限られているときに、家賃は少し高くても初期費用ゼロゼロなら入れる、という場合に選択肢が広がります。


ゼロゼロ物件のデメリット

デメリット1:退去時のクリーニング費用が全額実費

通常の賃貸では、敷金のなかから原状回復費用を精算します。しかし敷金がゼロの場合、退去時に発生するクリーニング費用・修繕費用がすべて実費請求となります。

退去時のクリーニング費用の目安は以下のとおりです。

| 間取り | ハウスクリーニング目安 |

|--------|----------------------|

| 1K・1R | 3〜5万円 |

| 1LDK | 5〜8万円 |

| 2LDK | 7〜12万円 |

| 3LDK | 10〜15万円 |

ペット飼育・喫煙・長期居住(5年超)などによる追加損耗があれば、さらに費用が上乗せされます。

デメリット2:初期費用を「後払いにしている」だけの場合がある

敷金ゼロにするかわりに、退去時に必ずクリーニング費用を請求する契約(クリーニング費用特約)になっている物件が多くあります。これは実質的に「敷金を前払いするか後払いにするかの違い」であり、トータルコストは変わらないことがあります。

入居前に契約書で「退去時の負担範囲」を必ず確認してください。

デメリット3:空室が長い物件や条件に難のある物件が多い

ゼロゼロを打ち出す理由として「空室が長引いているため条件を緩和している」というケースがあります。立地・設備・築年数などに課題のある物件が多い傾向があり、選ぶ際には条件を慎重に見極める必要があります。

デメリット4:管理品質が見えにくい

賃料収益を重視する大家が敷金をなくして入居者を募るケースでは、修繕費用の積み立てや建物管理が手薄になっている可能性があります。築年数・管理会社・建物の状態を確認することが重要です。


仙台市の敷金礼金の相場感

仙台市内の物件を大まかに分類すると以下のようになります。

| 物件タイプ | 敷金 | 礼金 |

|-----------|------|------|

| 新築・ブランド賃貸(シャーメゾン等) | 1ヶ月 | 0ヶ月 |

| 築5〜10年の標準的な物件 | 0〜1ヶ月 | 0〜1ヶ月 |

| ゼロゼロ物件 | 0ヶ月 | 0ヶ月 |

| 築古・郊外物件 | 0ヶ月 | 0ヶ月 |

仙台では礼金なしはごく一般的です。一方、敷金もなしのゼロゼロ物件は、物件の競争力を高めるための苦肉の策として設定されるケースが目立ちます。


ゼロゼロ物件を選ぶか判断する5つのポイント

1. 退去時の費用負担の契約内容を確認する

入居申込前に「退去時のクリーニング・原状回復をどの範囲で入居者が負担するか」が明記された条項を確認してください。「クリーニング費用は入居者全額負担」と記載されていれば、実質的に敷金の代替費用が発生することを意味します。

2. 居住期間の見込みを考える

短期(1〜2年)入居であれば、初期費用を抑えるゼロゼロのメリットが活きます。長期(5年超)の居住を想定するなら、初期費用より月額家賃の質・防音性・設備水準を優先した方が総合的にお得です。

3. 物件の状態・管理会社を確認する

内見時に共用部の清掃状態・郵便ポストの管理・廊下の照明などを確認します。管理が行き届いていない物件はトラブルが起きやすい傾向があります。

4. 周辺相場と比較する

ゼロゼロ条件の物件の家賃が周辺相場より高い場合、長期的にはゼロゼロでない物件より割高になることがあります。同エリア・同間取りの賃料を3〜5件比較して判断してください。

5. 保証会社の審査・条件を確認する

ゼロゼロ物件は保証会社への加入が必須なことが多く、保証料率が高めに設定されているケースもあります。保証料の金額も初期費用に含めて比較することが重要です。


敷金あり物件のほうが長期的にはお得な理由

敷金ありの物件では、退去時の費用精算が敷金のなかで済むため「追加の現金負担が発生しにくい」という安心感があります。

たとえば敷金1ヶ月(8万円)の物件で、退去時クリーニングが5万円かかった場合、戻ってくる敷金は3万円です。一方、敷金なしの同物件で退去時クリーニングが5万円請求されれば、全額を現金で支払う必要があります。

結果的に「入居時の支払いを退去時に後倒しにしているだけ」であることが多いのがゼロゼロ物件の実態です。


エムアセッツの物件は敷金1ヶ月・礼金なしの明確な設定

エムアセッツが仙台市内で管理する積水ハウス施工シャーメゾン物件は、すべて敷金1ヶ月・礼金なしを統一設定しています。

退去時は敷金のなかで原状回復費用を精算し、残額を返還する透明な仕組みです。「ゼロゼロに見えて退去時に高額請求された」というトラブルとは無縁の運営を心がけています。

現在の空室状況は物件一覧ページからご確認ください。賃貸に関するご不明点はエムアセッツまでお問い合わせください。


まとめ

敷金礼金なし(ゼロゼロ)物件は入居時の現金負担を減らせるメリットがある一方、退去時のクリーニング費用が全額実費になるリスクを持っています。特に短期居住者や引越し費用を抑えたい場合には有効な選択ですが、長期居住を前提とする場合は敷金ありの安定した物件を選ぶほうが総コストを抑えられるケースが多いです。

契約前に必ず退去時の費用負担条項を確認し、トータルコストで比較する視点を持ちましょう。

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