賃貸契約の更新は条件を見直す大切なタイミング
賃貸物件に住み続けていると、通常2年ごとに契約更新の時期がやってきます。更新手続きは管理会社から届く通知に沿って進めるだけと思われがちですが、実は契約条件を見直すことができる重要なタイミングでもあります。
仙台の賃貸市場では更新料の慣習が首都圏と異なる部分もあり、地域の相場を理解しておくことで無駄な出費を避けることができます。この記事では更新時に知っておくべきポイントを整理します。
仙台の更新料の相場
更新料は地域によって大きく異なる
更新料は法律で定められた費用ではなく、地域の慣習や個別の契約内容によって異なります。首都圏では家賃1か月分の更新料が一般的ですが、仙台を含む東北地方では更新料を設定しない物件も多く存在します。
仙台市内の賃貸物件における更新料の傾向は以下のとおりです。
更新料の有無は賃貸借契約書に明記されているため、入居前に必ず確認しておきましょう。契約書に記載がない更新料を後から請求されることはありません。
更新事務手数料について
更新料とは別に、管理会社が更新手続きの事務費用として更新事務手数料を請求するケースがあります。仙台では1万円から家賃0.5か月分程度が相場です。この費用も契約書や重要事項説明書に記載されているはずですので、入居時の書類を確認してください。
契約更新の流れ
通知から手続き完了までのスケジュール
一般的な契約更新の流れは以下のとおりです。
更新通知が届かない場合
契約満了日の1か月前になっても管理会社から更新通知が届かない場合は、自分から連絡して確認しましょう。通知の遅延が原因で更新手続きが間に合わなかった場合は、借地借家法の規定により法定更新となります。
法定更新と合意更新の違い
合意更新
貸主と借主の双方が条件に合意して行う更新を合意更新といいます。通常の契約更新手続きがこれに該当し、契約期間や条件を新たに定めることができます。
法定更新
契約期間が満了しても更新の合意に至らなかった場合、借地借家法第26条の規定により自動的に契約が更新されます。これが法定更新です。法定更新の場合、以前と同じ条件で契約が継続しますが、契約期間の定めがない契約(期間の定めのない賃貸借)となります。
法定更新では更新料の支払い義務が発生するかどうかは契約書の文言によって判断が分かれるため、トラブルを避けるためにも合意更新で手続きを進めることが望ましいです。
更新時に確認・交渉すべきポイント
家賃の値下げ交渉
契約更新は家賃交渉ができるタイミングです。以下のような状況であれば、家賃の引き下げを相談する余地があります。
交渉の際は感情的にならず、客観的な根拠をもとに丁寧に相談することが大切です。
保険・保証会社の更新
火災保険や保証会社の契約も賃貸契約と同じタイミングで更新になることが多いです。保証会社の年間更新料(1万円程度)や火災保険の更新料(1〜2万円程度)も発生するため、更新時の総額を把握しておきましょう。
特約条件の変更
契約更新時に新たな特約が追加されることがあります。ペット飼育に関する条件変更、退去時のクリーニング費用の負担区分など、不利な条件が追加されていないか必ず確認してください。
Q. 更新せずに退去する場合はいつまでに連絡すればいいですか?
一般的には退去の1か月前までに管理会社へ書面で通知する必要があります。ただし契約によっては2か月前通知が必要な場合もあるため、契約書の解約予告期間を確認してください。更新通知が届いたタイミングで退去を決めた場合は、速やかに連絡しましょう。
Q. 更新料は交渉で安くなることはありますか?
長期入居者であれば更新料の減額交渉に応じてもらえるケースがあります。ただし更新料の有無や金額は契約書に明記されているため、交渉の結果はオーナーの判断次第です。日頃から家賃の支払いを遅延なく行い、良好な関係を築いておくことが交渉を有利に進めるポイントです。
著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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