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空き家6分で読めます執筆: 森 信幸代表取締役

仙台の空き家を売却・買取する方法|放置のリスクと最適な処分手順を解説

仙台の空き家を売却・買取する方法|放置のリスクと最適な処分手順を解説

仙台市内で相続や転居により空き家を所有している方にとって、その処分方法は重要な課題です。空き家を放置し続けると様々なリスクが発生するため、適切な売却・買取による処分を検討することが大切です。本記事では、仙台の空き家を売却・買取する具体的な方法と、放置によるリスクについて詳しく解説します。

仙台市の空き家の現状

仙台市では人口減少や高齢化の進行により、空き家の増加が社会問題となっています。特に青葉区の住宅地や宮城野区の古い住宅街では、相続により取得した実家を空き家のまま所有しているケースが多く見られます。

国の統計によると、全国の空き家率は約13%に達しており、仙台市においても同様の傾向が見られます。空き家の種類は大きく分けて以下の4つに分類されます:

  • 賃貸用住宅:入居者募集中の賃貸物件
  • 売却用住宅:売却予定の中古住宅
  • 二次的住宅:別荘や一時的な利用の住宅
  • その他住宅:長期間使用されていない住宅(問題となる空き家)
  • 空き家を放置するリスク

    経済的なリスク

    空き家を放置することで発生する経済的なリスクは深刻です。まず、固定資産税都市計画税は空き家であっても継続して課税されます。仙台市内の住宅用地の場合、通常は住宅用地の特例により固定資産税が6分の1に軽減されますが、特定空家等に指定されると特例が適用されなくなり、税負担が大幅に増加します。

    また、建物の劣化により修繕費用が年々増加し、最終的に取り壊し費用も必要になる可能性があります。仙台市内の一般的な木造住宅の解体費用は、100万円から300万円程度が相場となっています。

    法的なリスク

    2015年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」により、自治体は危険な空き家を「特定空家等」に指定し、所有者に対して指導・勧告・命令を行うことができるようになりました。仙台市でも条例に基づき、適切な管理がされていない空き家に対して行政指導を実施しています。

    特定空家等に指定されると、以下の措置が取られる可能性があります:

  • 指導・助言:適切な管理を求める指導
  • 勧告:改善を求める勧告(住宅用地特例の除外)
  • 命令:具体的な改善措置を命令
  • 代執行:行政による強制的な措置(費用は所有者負担)
  • 社会的なリスク

    空き家の放置は近隣住民にも迷惑をかけます。建物の倒壊リスク、害虫の発生、不法侵入や犯罪の温床となる可能性など、地域の安全性や景観に悪影響を与えます。特に仙台市の住宅密集地では、近隣への影響が大きくなる傾向があります。

    空き家の売却方法

    仲介による売却

    一般的な不動産売却と同様に、不動産会社に仲介を依頼して買主を探す方法です。市場価格での売却が期待できる一方で、売却まで時間がかかる場合があります。

    メリット

  • 市場価格での売却が期待できる
  • 複数の購入希望者から選択可能
  • 仲介会社のサポートを受けられる
  • デメリット

  • 売却まで時間がかかる可能性
  • 内覧対応や条件交渉が必要
  • 仲介手数料が発生
  • 空き家の状態別売却戦略

    リフォーム・リノベーション後の売却

    建物の状態が比較的良好な場合、最小限のリフォームを行ってから売却することで、より高値での売却が期待できます。仙台市内では、青葉区上杉や宮城野区鉄砲町などの人気エリアで有効な戦略です。

    現況のまま売却

    建物の劣化が進んでいる場合や、リフォーム費用を抑えたい場合は、現況のまま売却することも可能です。購入者が自分好みにリノベーションできることをアピールポイントとして活用できます。

    解体後の土地売却

    建物の状態が悪い場合は、解体して更地にしてから売却する方法もあります。土地として活用しやすくなるため、買い手が見つかりやすくなる場合があります。

    買取による処分

    不動産買取の特徴

    不動産会社が直接物件を買い取る方法です。仲介による売却と比較して、迅速な現金化が可能である一方、売却価格は市場価格の7~8割程度になることが一般的です。

    買取のメリット

  • 短期間での現金化が可能(通常1週間~1ヶ月)
  • 仲介手数料が不要
  • 内覧対応や条件交渉の手間が少ない
  • 契約不適合責任を負わない場合が多い
  • 買取のデメリット

  • 売却価格が市場価格より低くなる
  • 買取業者の選択肢が限られる場合がある
  • 買取を選ぶべきケース

    以下のような状況では、買取による処分が適している場合があります:

  • 急いで現金化したい
  • 遠方に住んでいて管理が困難
  • 相続税の納税資金が必要
  • 建物の状態が悪く仲介売却が困難
  • 近隣トラブルを避けたい
  • 売却・買取の手順

    1. 物件の現状把握

    まず、空き家の現状を正確に把握することが重要です。建物の構造や築年数、設備の状況、権利関係などを整理しましょう。

    2. 必要書類の準備

    売却・買取に必要な書類を準備します:

  • 登記簿謄本
  • 固定資産税評価証明書
  • 建築確認済証・検査済証
  • 測量図・公図
  • 権利証(登記識別情報)
  • 3. 査定の依頼

    複数の不動産会社に査定を依頼し、適正な価格を把握します。仲介売却と買取の両方で査定を取得し、比較検討することをお勧めします。

    4. 売却方法の決定

    査定結果や自身の状況を踏まえて、仲介売却か買取かを決定します。

    5. 契約・決済

    売買契約を締結し、決済を行います。買取の場合は仲介売却と比較して手続きが簡素化される場合が多いです。

    税制優遇措置の活用

    相続空き家の3,000万円特別控除

    相続により取得した空き家を売却する場合、一定の要件を満たせば譲渡所得から3,000万円を控除できる特例があります。

    適用要件

  • 相続開始直前において被相続人が一人で居住していた
  • 昭和56年5月31日以前に建築された家屋
  • 相続開始から3年を経過する年の12月31日までに売却
  • 売却価格が1億円以下
  • この特例を活用することで、大幅な節税効果が期待できます。

    低未利用土地等の譲渡所得特別控除

    令和2年7月から開始された制度で、低未利用土地を売却した場合に100万円の特別控除が適用される場合があります。

    まとめ

    仙台市内の空き家を所有している方は、放置によるリスクを避けるため、早めの処分を検討することが重要です。売却方法には仲介と買取があり、それぞれメリット・デメリットがあります。物件の状況や所有者の事情に応じて最適な方法を選択し、必要に応じて税制優遇措置も活用しましょう。

    空き家の処分でお困りの方は、専門家に相談することをお勧めします。エムアセッツでは、仙台市内の不動産に関するお問い合わせを受け付けており、地元の信頼できる仲介会社である株式会社松栄不動産をご紹介しています。空き家問題の解決に向けて、不動産コラム一覧では関連する情報も提供しておりますので、ぜひご活用ください。

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    著者

    森 信幸

    代表取締役 / エムアセッツ株式会社

    宅地建物取引士(宮城県 第018212号)

    仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。

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