ペット可物件は「普通の賃貸」より費用が高い
仙台市内でペットと一緒に暮らしたい方にとって、ペット可・ペット相談可の賃貸物件は選択肢が限られる一方で、費用面でも通常物件より多くの出費を覚悟しなければなりません。入居前の初期費用だけでなく、毎月継続してかかるコストも存在します。これらの内訳を事前に把握しておくことで、予算計画が大きく変わります。
本記事では、仙台の賃貸市場における実態をもとに、ペット可物件に特有の費用構造を丁寧に解説します。物件探しの際はペット可物件一覧はこちらもあわせてご覧ください。
初期費用の内訳:通常物件との違い
ペット可物件の初期費用は、一般的な賃貸物件の構成(敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・火災保険料)に加えて、以下の項目が上乗せされるケースが多いです。
敷金の積み増し
通常の賃貸物件では敷金が家賃1〜2ヶ月分であることが多いですが、ペット可物件では家賃1〜2ヶ月分が別途追加されるケースが一般的です。退去時の原状回復(壁紙の汚れや傷、フローリングの爪痕、臭い消臭処理など)に備えた担保として、オーナーが求めます。
仙台市内の実態では、犬・猫のどちらを飼うかによって差があり、一般的に以下の相場が目安です。
- 小型犬・猫(1匹):追加敷金 1〜2ヶ月分
- 中型・大型犬:追加敷金 2〜3ヶ月分
- 複数頭飼育の場合:さらに1ヶ月分上乗せされる場合あり
礼金の追加設定
礼金が通常1ヶ月のところ、ペット可物件では礼金が1〜2ヶ月追加されるオーナーも少なくありません。ただし近年は「礼金0・ペット敷金積み増し型」に移行しているオーナーも増えており、物件によって構成が異なります。
契約書の条件をしっかり確認し、「礼金なのか敷金なのか」を区別して理解することが重要です。礼金は退去時に返却されませんが、敷金は原状回復費を差し引いた残額が戻ります。
クリーニング費用の事前確定
ペット可物件の中には、入居時に「退去時のペット専用クリーニング費用」をあらかじめ確定し、初期費用に含めるケースがあります。相場は5〜10万円程度です。これは敷金とは別立てで請求されることもあるため、契約前に費用項目を一覧で確認してください。
月額費用:毎月かかるペット関連コスト
初期費用だけでなく、毎月の負担も通常より増えます。
ペット賃料(月額)
多くのペット可物件では、基本家賃に加えて月額1,000〜5,000円程度のペット賃料が設定されています。仙台市内の実態としては以下のとおりです。
- 猫1匹:1,000〜3,000円/月が多い
- 小型犬1匹:2,000〜5,000円/月
- 中大型犬:3,000〜8,000円/月(相談可物件に多い)
この追加賃料は家賃と一緒に毎月支払うため、入居期間が長いほど累積コストが大きくなります。2年間の入居を想定すると、月3,000円のペット賃料だけで計72,000円の追加負担になります。
ペット保証(損害賠償特約)
「ペット保証」または「ペット損害保証」と呼ばれる任意加入の保険に加入を求められることがあります。毎月数百円〜1,000円前後で、ペットによる物件損傷(床や壁の傷・臭い)を一定額まで補償する仕組みです。
ただし、保証内容や上限額は商品によって大きく異なります。保証会社が指定されている場合は選択の余地がないこともありますが、内容は必ず確認しましょう。
犬と猫で費用が変わる理由
犬と猫では、入居許可の条件や費用設定が異なることがほとんどです。
猫が相対的に費用が低い理由:猫は室内で完結する生活スタイルが多く、鳴き声による騒音リスクが犬より低い(ただし夜鳴きや発情期を除く)と評価されるため、オーナーが受け入れやすい傾向があります。
犬の費用が高くなる理由:吠え声による騒音クレームリスク、散歩時の共用部汚染リスク、体格や爪による建材損傷リスクが高く評価されます。大型犬はエレベーターや通路の使用に制約が生じることもあります。
物件を探す際は「ペット可(猫のみ)」「ペット可(小型犬まで)」「ペット相談可(犬・猫)」と条件が細分化されていることを理解しておきましょう。
契約前に必ず確認すべきチェックポイント
ペット可物件を契約する前に、以下の項目を管理会社に確認することを強くおすすめします。
- 飼育可能な動物の種類・サイズ・頭数の上限 — 「小型犬1匹まで」なのに中型犬を連れてくるとトラブルの原因になります
- 追加費用の全項目リスト — 敷金積み増し・礼金追加・月額ペット賃料・クリーニング費用・保証費用をすべて書面で確認
- 退去時の原状回復の範囲と費用負担の明確化 — 「どこまでがペット起因の損傷として請求されるか」を入居前に合意しておく
- マンション規約でのペット飼育規定 — 分譲賃貸の場合、マンション管理組合の規約が別途あり、募集条件の記載だけでは不十分な場合がある
- 共用部でのルール — エレベーター使用方法、廊下や駐輪場でのリード着用義務など
仙台でペット可物件を探すコツ
仙台市内でペット可物件を効率よく探すには、以下のポイントを意識してください。
- 条件を絞りすぎない:「ペット可」の絶対数が少ないため、まずは希望エリアを広めに設定する
- 管理会社に相談可物件を問い合わせる:ポータルサイトに掲載されていなくても、交渉次第でペット飼育を認めてもらえるケースがある(特に築古物件や空室期間が長い物件)
- 時期を選ぶ:3〜4月の繁忙期は選択肢が少なく値下げ交渉も難しい。6〜8月や10〜11月のオフシーズンは交渉しやすい
- エリアで比較する:青葉区上杉エリアの物件や青葉区錦町エリアの物件、宮城野区エリアの物件などエリアごとにペット相談可の条件が異なるため、複数エリアを見比べると選択肢が広がります
まとめ
仙台でペットと暮らす賃貸生活を始めるには、通常の賃貸よりも初期費用で数十万円の上乗せ、毎月数千円の追加コストを見込む必要があります。費用の透明性を確保するために、契約前に全ての費用項目を書面で確認し、退去時の原状回復ルールまで合意した上で入居することが、後々のトラブル回避につながります。
エムアセッツでは、仙台市青葉区・宮城野区・若林区で自社所有する賃貸マンション・アパートの中からペット相談可の物件を扱っています。飼育頭数・種類に合わせた物件探しは所有物件一覧はこちら、シャーメゾンブランドの特徴はシャーメゾン特集でご確認いただけます。費用に関するご不明点はお問い合わせはこちらよりお問い合わせください。よくある質問はよくある質問にもまとめています。
著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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