「シャーメゾンは防音がいい」という評判はよく聞きますが、具体的に壁の厚さや遮音構造がどうなっているか知っている方は少ないかもしれません。賃貸物件を選ぶ際、防音性能は生活の快適さに直結する重要な要素です。本記事では、シャーメゾンの壁の厚さ・遮音構造を重量鉄骨造とRC造に分けて詳しく解説し、仙台で物件を選ぶ際の実践的なチェック[ポイント](/column/2026-05-01-sendai-de-chintai-fudosan-gaisha-no-erabi-kata)もお伝えします。
シャーメゾンの壁構成の基本|外壁・界壁・間仕切り壁の違い
賃貸物件の「壁」には大きく3種類あります。
外壁:建物の外側と室内を隔てる壁。断熱性・耐候性が重視されます。
界壁(かいへき):隣接する住戸との間を隔てる壁。防音性能において最も重要です。
間仕切り壁:同一住戸内の部屋を分ける壁。住戸内の音の伝わり方に影響します。
シャーメゾンにおいて防音の観点で特に重要なのは界壁の構造です。一般的な木造アパートの界壁が石膏ボード1〜2枚(厚さ12.5〜25mm)であるのに対し、シャーメゾンは構造によって大きく異なります。
重量鉄骨造の壁の厚さと遮音構造
シャーメゾン[重量鉄骨](/column/2026-02-22-sh-mezon-j-ry-tekkotsu-no-b-on-shaon-sein-2026-nemban-mokuz-keiry-tekkotsu-to-se)造の代表的な壁構成は以下のとおりです。
外壁:
- ALCパネル(軽量気泡コンクリート):厚さ75〜100mm
- 内側:グラスウール断熱材 + 石膏ボード2枚(計25mm)
- 合計:約120〜150mm
界壁(隣戸との壁):
- 石膏ボード(12.5mm)× 2枚 + グラスウール50mm + 石膏ボード(12.5mm)× 2枚
- 合計:約90〜120mm
- 遮音性能:Dw-55〜60相当(会話がほぼ聞こえないレベル)
床・天井(上下階の遮音):
- 鉄骨スラブ + 制振材 + 二重床システム(シャイド65採用モデル)
- LH-55〜LH-50相当
重量鉄骨造では、鉄骨フレームの剛性が高いため、構造体そのものが音の振動を吸収しにくいという特性があります。そのため、積水ハウスは独自の「防振吊り天井」や「二重床システム」を組み合わせて床衝撃音を低減しています。
RC造(鉄筋コンクリート)の壁の厚さと遮音構造
シャーメゾンのRC造モデルは、より高い防音性能を誇ります。
外壁:
- RC(鉄筋コンクリート)打ち放し:厚さ150〜200mm
- 外断熱 または 内断熱(石膏ボード仕上げ)
- 合計:約170〜230mm
界壁:
- RC壁:厚さ150〜180mm(コンクリートの質量による遮音)
- または乾式耐火遮音間仕切り(コンクリートに準じた性能)
- 遮音性能:Dw-60〜65相当
床(上下階の遮音):
- RCスラブ厚さ200〜250mm + 二重床または直貼りフローリング
- LH-50〜LH-45相当(重量衝撃音)
RC造はコンクリートの質量効果により、特に空気伝搬音(会話・音楽・テレビ音)の遮断に優れています。壁の質量が大きいほど音が透過しにくくなるため、隣戸の会話がほぼ聞こえないレベルを実現しています。
構造別の遮音性能まとめ表
| 項目 | 重量鉄骨 | RC造 |
|---|---|---|
| 界壁の厚さ | 約90〜120mm | 約150〜180mm |
| 外壁の厚さ | 約120〜150mm | 約170〜230mm |
| 隣戸の会話音 | ほぼ聞こえない(Dw-55〜60) | ほとんど聞こえない(Dw-60〜65) |
| 上階の歩行音 | シャイド65でかなり低減 | スラブ厚で更に低減 |
| 上階の重歩行音 | やや聞こえる場合あり | ほぼ聞こえない |
| 賃料目安(2LDK) | 10〜15万円 | 13〜18万円 |
「壁が薄い」と感じた場合の原因と対策
シャーメゾンに住んでいても「隣の音が聞こえる」と感じるケースがあります。主な原因と対策を確認しましょう。
原因1:コンセントボックスからの音漏れ
壁面のコンセント・スイッチプレートの裏側は、構造上わずかに空洞になっています。隣戸のコンセントと背中合わせになっている場合、そこから音が漏れることがあります。対策としては、コンセントカバーを密閉タイプに交換するか、厚みのある家具をその壁側に配置します。
原因2:換気口・サッシからの音の回り込み
壁そのものの遮音性能は高くても、換気口や窓の隙間から音が入ってくることがあります。特に道路側の居室では、幹線道路の交通音が入りやすい構造です。
原因3:築年数による仕様の違い
2000年代初頭以前のシャーメゾンは現在の仕様より界壁の遮音性能が劣る場合があります。竣工年が2010年以降の物件を選ぶと、最新の遮音仕様が確保されやすいです。
入居前のチェック方法:
内見時に隣戸との界壁を軽くノックしてみましょう。乾いた高い音(コンコン)であれば石膏ボード系の界壁、鈍い低い音(ドンドン)であればコンクリート系の重厚な界壁です。RC造物件では後者の音がします。
仙台市内でシャーメゾンの壁の厚さを確認する方法
仙台でシャーメゾンを探す際、以下の手順で壁の仕様を確認することをおすすめします。
- 物件の構造種別を確認:「重量鉄骨造」「RC造」を明記している物件情報を優先
- 管理会社・仲介会社に「界壁仕様」を質問:グラスウールの有無・厚さを聞く
- 積水ハウスの仕様書(物件設備表)を取得:シャイド等級の記載を確認
- 竣工年を確認:2010年以降の物件が安心
仙台市内では賃貸物件の防音性能を重視する入居者が増えており、シャーメゾンへの需要は安定しています。特に泉区・青葉区の閑静な住宅地では、重量鉄骨・RC造のシャーメゾンが複数供給されています。
まとめ
シャーメゾンの壁の厚さは構造によって大きく異なります。重量鉄骨造の界壁は約90〜120mm(Dw-55〜60)、RC造は約150〜180mm(Dw-60〜65)と、どちらも一般的な賃貸物件より優れた遮音性能を持っています。
防音を最優先する場合はRC造が有利ですが、重量鉄骨造でもシャイド65以上の仕様であれば通常の生活音は十分にシャットアウトできます。内見時に界壁の厚さや仕様を確認し、ご自身のライフスタイルに合った物件を選んでください。
エムアセッツ株式会社では、仙台市内のシャーメゾン物件を多数管理・仲介しています。壁の仕様や遮音性能についての詳細なご質問も、お気軽にお問い合わせください。
著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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