「隣の音が気になる」問題は構造で大きく変わる
賃貸物件を選ぶ際に「音の問題」で悩んだ経験はありませんか。入居後に「隣のテレビの音が聞こえる」「上の階の足音が響く」という状況は、住み替えを検討するほどのストレスになることがあります。
この音の問題は、建物の構造によって大きく左右されます。シャーメゾンが採用する重量鉄骨造は、木造・軽量鉄骨造と比べてどう違うのか、具体的な生活音のシーン別に比較します。
生活音を4つのカテゴリで比較する
1. 上階の足音(床衝撃音)
足音は「床衝撃音」と呼ばれ、賃貸物件での最も多い音トラブルの原因です。
| 構造 | 足音の聞こえ方の目安 |
|---|---|
| 木造2階建て | 歩くたびに床がたわみ、足音が下の部屋に明確に聞こえる |
| 軽量鉄骨造3〜4階 | 足音は聞こえるが、木造より若干抑えられる |
| 重量鉄骨造(シャーメゾン) | 通常の歩行では下の部屋にほぼ聞こえない水準 |
シャーメゾンの「シャイドシステム」はL-55という床衝撃音遮断性能の等級を実現しています。一般的な賃貸物件がL-65〜L-75程度であることを考えると、この差は体感として大きく、「深夜に上の階の人が歩いても気づかない」というレベルに達しています。
2. 隣室からの話し声・テレビ音(空気伝播音)
話し声やテレビの音は「空気伝播音」として壁を通じて伝わります。
- 木造: 隣室の会話がうっすら聞き取れるケースがある。夜間は特に聞こえやすい
- 軽量鉄骨造: 大きな声や低音のテレビ音は聞こえることがある
- 重量鉄骨造(シャーメゾン): 間仕切り壁への遮音材充填により、通常の会話は隣室に漏れにくい
[重量鉄骨造](/column/j-ry-tekkotsu-miyatsuko-keiry-tekkotsu-miyatsuko-mokuz-no-chigai-sendai-no-chint)の壁は、柱・梁の剛性が高いうえに遮音材が充填されているため、空気伝播音の伝わりを大幅に軽減します。「隣の人が電話しているとは気づかなかった」という声も珍しくありません。
3. 子どもの走り回る音
子育て世帯が住む場合に気になるのが、子どもが室内を走り回る音です。これは足音よりも衝撃が大きく、重量が加わる分、下の階への影響がより顕著に出ます。
シャーメゾンの重量鉄骨造では、構造体そのものの剛性が高く振動が伝わりにくいことに加え、防振ゴムと高密度グラスウールを組み合わせた多層床構造が衝撃を吸収します。「子どもがいる家庭でも下の階に迷惑をかけていないか心配」という不安を、構造レベルで軽減しています。
4. ペットの鳴き声・爪音
ペット可物件でよくある悩みが、犬の鳴き声が外に漏れないかという点です。
- 木造・軽量鉄骨造では、小型犬の鳴き声でも廊下や隣室に聞こえることがある
- 重量鉄骨造(シャーメゾン)では、壁の遮音性が高く、通常の鳴き声は外部に漏れにくい
- ただし、長時間の連続吠えは構造にかかわらず音が伝わる可能性がある
重量鉄骨造だからといって防音室レベルではありませんが、日常的な鳴き声レベルであれば、近隣への影響を大幅に軽減できます。
音トラブルが起きにくい生活ができる理由
シャーメゾンの遮音性が評価されるのは、単一の技術ではなく複数の対策の組み合わせによるものです。
- 構造体の剛性: 重量鉄骨(厚さ6mm以上)により建物全体の振動が抑えられる
- シャイドシステム: 床・壁・天井の3方向から同時に遮音する積水ハウス独自の工法
- 開口部の工夫: 窓サッシの気密性が高く、外部からの騒音も抑制
- 施工精度: 積水ハウスの工場製作パネルによる高精度な施工で、すき間・ゆがみが少ない
これらの複合効果により、一般的な賃貸物件と比較して「音で生活が乱される」という頻度が格段に少なくなります。
遮音性と静かな暮らしの関係
「音が気にならない環境」は、睡眠の質・集中力・ストレス軽減に直接的な影響を与えます。特に以下のような方に、重量鉄骨造の遮音性は大きなメリットになります。
- 在宅ワーク・テレワーク中心で昼間も家にいる方
- 夜勤や交代制勤務で昼間に睡眠をとる方
- 子育て中で上下の音を気にしながら生活している方
- ペットと暮らしており鳴き声を気にしている方
- 音楽鑑賞や映像視聴を楽しみたい方
「重量鉄骨でもうるさい」と感じるケースと対処法
検索すると「シャーメゾン 重量鉄骨 うるさい」という声も見つかります。遮音性能が高い重量鉄骨造でも、次のようなケースでは音が気になることがあります。
| うるさいと感じるケース | 原因 | 対処・回避のポイント |
|---|---|---|
| 子どもの飛び跳ね・物の落下音 | 重量床衝撃音はL-55でも完全には消えない | 最上階を選ぶ/入居後は管理会社経由で相談 |
| ドアの開閉音・給排水音 | 構造ではなく設備由来の音 | 内見時に扉の開閉・水回りの音を実際に確認 |
| 幹線道路・線路沿いの外部騒音 | 窓(開口部)経由の音は壁より伝わりやすい | 内見時に窓を閉めて外の音を確認 |
| 生活時間帯のズレ(夜勤の隣人等) | 深夜は周囲が静かで同じ音でも目立つ | 角部屋・上階を優先し、入居者層を仲介会社に確認 |
構造による遮音は「音を小さくする」ものであり、ゼロにするものではありません。音に敏感な方は、最上階・角部屋・幹線道路に面しない向きの3条件を優先すると、重量鉄骨造の遮音性能を最大限に活かせます。
自分の物件が重量鉄骨か軽量鉄骨か見分ける方法
シャーメゾンには重量鉄骨造と軽量鉄骨造の両方があり、遮音性能に差があります。検討中の物件がどちらかは、次の方法で確認できます。
- 募集図面・物件詳細の「構造」欄を見る: 「重量鉄骨造」「軽量鉄骨造」と明記されています。「鉄骨造」とだけある場合は仲介会社に確認しましょう
- 階数が目安になる: 3階建て以上のシャーメゾンは重量鉄骨造(βシステム構法)が中心、2階建ては軽量鉄骨造が中心です
- 不動産会社・管理会社に直接確認する: 遮音仕様(シャイド55/シャイド50の有無)もあわせて確認すると確実です
軽量鉄骨造の遮音性能の詳細はシャーメゾン軽量鉄骨は防音が弱い?重量鉄骨との実測dB差で解説しています。
遮音等級の読み方|L値は小さいほど静か
物件比較で登場する遮音等級の意味を押さえておくと、図面上で遮音性能を比較できます。
| 等級 | 該当する物件の例 | 体感の目安 |
|---|---|---|
| L-45 | 分譲マンションの上位クラス | 上階の足音はほとんど気にならない |
| L-55 | シャーメゾン重量鉄骨(シャイドシステム) | 通常の歩行音はほぼ聞こえない |
| L-65〜L-75 | 一般的な賃貸アパート | 足音・物音が日常的に聞こえる |
- L値(床衝撃音): 上階からの足音の伝わりにくさ。数値が小さいほど高性能
- D値・TLD値(壁の遮音): 隣室からの話し声の伝わりにくさ。数値が大きいほど高性能(シャーメゾン重量鉄骨はTLD-55)
L値とD値で「小さいほど良い/大きいほど良い」が逆である点に注意してください。
よくある質問(FAQ)
Q. シャーメゾンの重量鉄骨はうるさいですか?
通常の歩行音や会話・テレビ音であれば、下の部屋や隣室にほぼ聞こえない水準です。シャーメゾンのシャイドシステムは床衝撃音遮断性能L-55を実現しており、一般的な賃貸物件(L-65〜L-75程度)と比べて体感差は大きく、木造より15dB・軽量鉄骨より8dB静かです。ただし完全防音ではなく、子どもが飛び跳ねるような大きな衝撃音や長時間の連続音は、軽減はされても完全には消えない点に注意してください。
Q. 重量鉄骨造の防音性能はどのくらいですか?
シャーメゾンの重量鉄骨造は、床衝撃音遮断性能L-55(一般的な賃貸はL-65〜L-75程度)で、深夜に上の階の人が歩いても気づかないレベルです。厚さ6mm以上の重量鉄骨による構造体の剛性、床・壁・天井の3方向から遮音するシャイドシステム、気密性の高い窓サッシ、工場製作パネルによる高精度施工という複数の対策の組み合わせで実現されています。
Q. 重量鉄骨と木造・軽量鉄骨で遮音性はどれくらい違いますか?
上階の足音は、木造では床がたわみ下の部屋に明確に聞こえ、軽量鉄骨では木造より若干抑えられる程度ですが、重量鉄骨(シャーメゾン)では通常の歩行ならほぼ聞こえない水準です。隣室の話し声・テレビ音も、間仕切り壁への遮音材充填により通常の会話は漏れにくく、木造・軽量鉄骨との差がはっきり出るポイントです。
Q. 重量鉄骨とRC造(鉄筋コンクリート)ではどちらが静かですか?
一般論では、コンクリートの質量が大きいRC造のほうが空気伝播音(話し声など)には有利です。ただしシャーメゾンの重量鉄骨はシャイドシステムで床衝撃音対策(L-55)が施されており、遮音対策のない築古RC物件より静かに感じるケースもあります。構造名だけでなく、遮音等級と施工仕様で比較するのが確実です。詳細はシャイド55の実測dB解説をご覧ください。
仙台で重量鉄骨造シャーメゾンを探す
エムアセッツ株式会社では、仙台市内7棟すべてが積水ハウス施工の賃貸物件(うち6棟が重量鉄骨造のシャーメゾン)です。シャイドシステムを標準装備した物件を、青葉区・宮城野区・若林区で展開しています。
音の問題を気にせず快適に暮らせる物件をお探しの方は、物件一覧ページからエリア・間取りをご確認ください。
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著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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