「木造より鉄骨の方が静か」「RC造が最も防音性が高い」という認識は広まっていますが、実際に住んだ方の体験談はどうでしょうか。仙台市内の賃貸で各構造に住んだ入居者の声をもとに、生活騒音の実態を比較します。
構造別の防音性能の理論値
まず理論的な遮音性能の序列を確認します。
遮音性能の高い順(一般的)
- RC造(鉄筋コンクリート造) — コンクリートの質量で遮音。最高水準
- 重量鉄骨造 + 高遮音仕様 — シャイド55等を組み合わせることで高い性能
- 重量鉄骨造(標準仕様) — RC造に次ぐ防音性
- 軽量鉄骨造(高品質仕様) — メーカーの工夫次第で中程度の遮音
- 軽量鉄骨造(標準) — 一般的な工業化住宅
- 木造(2×4・在来工法) — 構造材は木で遮音性は最も低い
ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、実際の遮音性能は同じ構造区分でも施工会社や建築時期、部屋の配置によって差が出ます。同じ軽量鉄骨造でも、二重サッシや防音ドアを採用している物件と標準仕様のままの物件とでは体感が大きく異なりますし、隣室や上下階に暮らす人の生活スタイル(起床・就寝の時間帯、来客の頻度など)によっても、同じ構造の部屋で聞こえる音の種類や頻度は変わってきます。理論値はあくまで目安として捉え、実際に住んでいる方の声や内見時の体感を重視することが大切です。
入居者体験談(仙台市内の声)
RC造マンション入居者の声
- 「5年住んだが、隣の部屋の音が聞こえたことは一度もない」(青葉区・30代男性)
- 「上の階に子供がいたが足音が気になったことはない。本当に静か」(宮城野区・40代女性)
- 「外の騒音もほとんど入ってこない。窓を開けると聞こえるが閉めれば無音に近い」(青葉区・20代女性)
シャーメゾン重量鉄骨造入居者の声
- 「RC造と比べたことはないが、隣の声が聞こえたことはない。上の足音は稀にかすかに聞こえる程度」(青葉区上杉・30代カップル)
- 「深夜でも静かで在宅ワークに集中できる。木造アパートから引っ越して来て激変した」(宮城野区・20代男性)
- 「上の子供の走り回りが月に1〜2回ドンと聞こえる程度。全然気にならないレベル」(若林区・30代女性)
シャーメゾンの特徴や取り扱い物件についてもっと知りたい方はシャーメゾン特集もあわせてご覧ください。
軽量鉄骨造アパート入居者の声
- 「隣の人が話しているのが普通の声なら聞こえる。テレビの音も夜は聞こえることがある」(泉区・20代男性)
- 「上の階の方の歩き方が荒いのか夜になると足音が気になる」(青葉区・30代女性)
- 「深夜は静かだが、夕方〜夜の時間帯は生活音が伝わることがある」(宮城野区・20代カップル)
木造アパート入居者の声
- 「隣の部屋のテレビの音や会話が聞こえる。壁が薄く感じる」(泉区・20代男性)
- 「上の階の人が夜歩くたびにドシドシ響く。慣れるしかない」(若林区・20代女性)
- 「安いのはわかるが、もう少し防音を考えてほしかった」(太白区・30代男性)
体験談から見える防音性能のばらつき要因
入居者の声を見ると、同じ構造でも「静かだった」という声と「音が気になった」という声の両方が見られます。これは防音性能が構造区分だけで単純に決まるわけではないことを示しています。実際の生活音の感じ方に影響する要素として、次のようなものが挙げられます。
- 部屋の位置 — 角部屋か中住戸か、最上階か中間階かによって、隣接する部屋の数や上階の有無が変わる
- 施工会社ごとの仕様差 — 同じ構造区分でも、壁の厚みや遮音材の使用状況はメーカー・物件によって異なる
- 生活音を出す側の配慮 — 上下左右の入居者がスリッパを履いているか、床にマットを敷いているかなどの生活習慣
- 建物の築年数 — 新しい物件ほど断熱・遮音の工法が更新されている傾向がある
- 窓やドアの仕様 — 二重サッシや防音ドアの有無によって、外部からの音の伝わり方が変わる
つまり「RC造だから絶対に静か」「木造だから必ずうるさい」と単純に決めつけるのではなく、構造はあくまで目安の一つとして、他の要素と合わせて確認する姿勢が重要です。
内見時に防音性をチェックする方法
契約前の内見では、間取りや設備だけでなく防音性についても確認しておくと、入居後のミスマッチを減らせます。仙台で部屋探しをする際に意識したいポイントは次のとおりです。
- 可能であれば時間帯を変えて内見する — 日中だけでなく夕方から夜にかけての時間帯にも訪れることができれば、生活音が伝わりやすい時間帯の様子を確認しやすくなります
- 壁を軽く叩いて構造を確認する — 音の響き方から、壁の厚みや素材感をある程度体感できます
- 管理会社・仲介会社に構造と仕様を確認する — 「重量鉄骨造」「軽量鉄骨造」といった区分だけでなく、遮音仕様の有無についても質問してみましょう
- 上下左右の部屋の入居状況を確認する — 空室かどうか、どのような世帯が住んでいるかによって、生活音の傾向が変わることがあります
- 窓の仕様を確認する — サッシが二重になっているか、窓の位置が隣接する建物や道路に近いかどうかも、音の感じ方に影響します
これらは内見の際に自分の目と耳で確認できる項目です。構造の種類だけに頼らず、物件ごとの状況を確認したうえで判断することをおすすめします。
構造選びの実践的判断基準
| 重視する点 | 推奨構造 |
|---|---|
| 最高の防音性(コスト度外視) | RC造 |
| 防音と家賃のバランス | 重量鉄骨造シャーメゾン |
| コスト重視(ある程度の音は許容) | 軽量鉄骨造(新築・高品質仕様) |
| 最安家賃優先(防音は期待しない) | 木造・軽量鉄骨造(築古) |
どの構造を選ぶかは、家賃予算だけでなく日々の生活スタイルによっても変わってきます。在宅で仕事をする時間が長い方や静かな環境でしっかり眠りたい方は、防音性を優先した構造を選ぶ価値がありますし、外出が多く自宅では音をあまり気にしない方であれば、防音性よりも立地や家賃を優先する選び方も合理的です。ご自身の生活リズムと照らし合わせて、優先順位を整理してみてください。
転勤などで初めて仙台で部屋を探す方は、構造以外にもエリア選びで迷うことが多いはずです。仙台転勤ガイドでは土地勘のない方向けに住みやすいエリアの選び方をまとめていますので参考にしてください。
仙台市内で防音性の高い重量鉄骨造シャーメゾンを探している方は所有物件一覧はこちらをご確認ください。青葉区上杉エリアなら青葉区上杉エリアの物件、青葉区錦町エリアなら青葉区錦町エリアの物件、宮城野区なら宮城野区エリアの物件、若林区荒井エリアなら若林区荒井エリアの物件から、それぞれの構造・防音性を確認しながら探すことができます。防音性についての詳細は不動産コラム一覧の関連記事もあわせてご参照ください。
著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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