D-ROOMは大和ハウス工業が展開する賃貸住宅ブランドで、仙台市内でも多くの物件が存在します。同じD-ROOMブランドでも構造は「重量鉄骨造」「軽量鉄骨造」「RC造」と複数あり、防音性能に大きな差があります。今回は特に重量鉄骨造と軽量鉄骨造の違いに焦点を当てて解説します。
D-ROOMの重量鉄骨造とはどんな建物か
大和ハウスのD-ROOMで重量鉄骨造を採用しているのは主に「D-ROOM α(アルファ)」「D-ROOM STYLE+ S」などの上位グレードです。これらの物件は柱・梁に肉厚の鋼材を使った重量鉄骨ラーメン構造で、軽量鉄骨造と比べて剛性・遮音性能が格段に高くなります。
重量鉄骨造の建物は、厚みのある鋼材で柱と梁を剛接合するラーメン構造を採用しているため、地震や生活振動による変形が少なく、床スラブや壁を厚くしやすいという特徴があります。その結果、上下階や隣戸間で伝わる音・振動が軽減されやすい傾向にあります。ただし、同じ重量鉄骨造でも壁や床の仕上げ材、断熱材の入れ方によって体感の静かさは変わるため、「重量鉄骨造だから絶対に静か」と言い切れるわけではない点には注意が必要です。
軽量鉄骨造D-ROOMの実態
一方、標準的なD-ROOM物件の多くは軽量鉄骨造(壁式構造またはブレース構造)です。コストを抑えながら大量供給できる構造で、仙台市内では郊外エリアの3階建てアパートタイプに多く見られます。
軽量鉄骨造の弱点として挙げられるのが「重量衝撃音(足音)の伝わりやすさ」です。床材や防振材で補完していても、RC造・重量鉄骨造と比べると足音が聞こえやすいと感じる入居者が多いとされています。
軽量鉄骨造は薄い鋼材を使ったブレース構造や壁式構造で建物を支えるため、重量鉄骨造やRC造と比べて構造体そのものの質量が小さくなる傾向があります。音や振動は物体の質量が大きいほど伝わりにくいという性質があるため、質量が小さい軽量鉄骨造は、床や壁を通じて伝わる音を抑える面で不利になりやすいのが実情です。もっとも、建築技術や断熱・遮音の工法は年々改良が進んでおり、築年数が新しい物件ほど遮音性能に配慮した仕様になっている場合もあります。入居を検討する際は、築年数や改修履歴もあわせて確認しておくと安心です。
入居者体験から見える防音性能の差
仙台市内の賃貸情報サイトや口コミを参照すると、以下のような傾向が見られます。
重量鉄骨造D-ROOM(上位グレード)
- 「上の階の足音がほとんど気にならない」
- 「隣の声が聞こえない。静かに暮らせている」
- 「テレビの音も聞こえない。集中して在宅ワークできる」
軽量鉄骨造D-ROOM(標準グレード)
- 「夜、上の人の足音が響く」
- 「扉の開閉音が時々聞こえる」
- 「隣の会話が小声なら聞こえないが、テレビの音は気になることがある」
これらはあくまで傾向であり、個々の物件・部屋の配置・隣人の生活スタイルによって大きく異なります。
重量鉄骨造と軽量鉄骨造の比較表
| 項目 | 重量鉄骨造 | 軽量鉄骨造 |
|---|---|---|
| 柱・梁の鋼材厚 | 6mm以上 | 6mm未満 |
| 重量衝撃音の遮断 | 高い | 低め |
| 空気音の遮断 | 高い(壁仕様による) | 中程度 |
| 家賃水準 | 高め | リーズナブル |
| 新築物件数 | やや少ない | 多い |
仙台でD-ROOM軽量鉄骨に住む場合の対策
軽量鉄骨造のD-ROOMでも、以下の工夫で生活騒音を軽減できます。
- 最上階を選ぶ: 上階の足音がない最上階は騒音リスクが大幅に低下
- 防音カーペット・ジョイントマットを敷く: 自分が下の階への振動源にならない対策
- 家具配置で壁を補強: 本棚や家具を戸境壁に沿わせて空気音を低減
- 内見時に壁をノックする: 薄い石膏ボード1枚か、二重張りかを確認
- 管理会社に確認する: 過去の防音関連の問い合わせ対応や改修履歴を聞いておくと参考になる
防音性能は構造だけで決まらない:部屋選びのチェックポイント
同じ重量鉄骨造・軽量鉄骨造の物件でも、実際の静かさは部屋の位置や周辺環境によって変わります。内見の際は、構造の種類に加えて以下の点も確認すると失敗が減ります。
- 階数と部屋の位置: 最上階・角部屋は上下左右のいずれかの音源が減るため、体感の静かさが向上しやすい
- 隣接する部屋の用途: 隣戸の同じ壁側が寝室か居室か、上階が寝室か水回りかによって生活音の質が変わる
- 共用部からの距離: エレベーターホールや階段、ゴミ置き場に面した部屋は共用部の物音が響きやすい
- 窓・玄関ドアの仕様: 外からの音(車の走行音や人の話し声)は窓の性能や玄関ドアの気密性にも左右される
- 築年数と改修履歴: リフォーム済みの物件は床材や建具が更新されている場合があり、体感の静かさが変わることがある
これらは構造の違い(重量鉄骨造か軽量鉄骨造か)とは別軸の要素であるため、構造だけで判断せず、内見時に実際の部屋を確認することが大切です。
エムアセッツ株式会社では、若林区荒井エリアに重量鉄骨造の「D-ROOM荒井」を、そのほか仙台市内に遮音性能の高いシャーメゾンブランドの物件を所有しています。若林区荒井エリアの物件やシャーメゾン特集で構造・仕様の詳細をご覧いただけます。防音仕様など個別の確認事項はお問い合わせで承っております。仙台市内の所有物件全体は所有物件一覧はこちら、そのほかの疑問はよくある質問もあわせてご参照ください。
著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
仙台の賃貸物件をお探しですか?
エムアセッツでは仙台市内に全棟ペット可・シャーメゾンの高品質賃貸物件を所有・運営しています。
