不動産投資ローンの借り換えとは
不動産投資ローンの借り換えとは、現在借りている金融機関のローンを、より低金利・有利な条件の別の金融機関のローンに切り替えることです。
2024年以降、日銀が段階的に利上げを進めており、2026年現在もその流れが続いています。すでに変動金利で借りている方は、返済額の上昇という形で影響を受けているケースが少なくありません。一方で、借り換えによって金利を固定したり、交渉によってより有利な条件を引き出したりすることも可能です。
借り換えのメリットと費用対効果
金利低減による返済額削減
例えば、残債3,000万円・残存期間20年のローンを金利2.5%から2.0%に借り換えると、毎月約8,000円、年間約96,000円の返済額削減になります。10年間では96万円以上の節約効果が期待できます。
期間短縮による総返済額の圧縮
低金利に借り換えることで、返済額を維持したまま返済期間を短縮することもできます。総支払い利息を大幅に減らせる場合があります。
ただし、借り換えにはコストが伴います。主なコストとして以下が挙げられます。
これらのコストを回収するために何年かかるかを「回収期間」として計算し、残存ローン期間内に回収できるかを確認しておきましょう。
借り換えに適したタイミング
借り換えが効果的なケース
- 現在の金利と借り換え先の金利差が0.5%以上ある場合
- 残債が1,000万円以上残っている場合
- 返済残存期間が10年以上ある場合
この3つの条件が重なる場合、借り換えの効果は大きくなります。反対に残債が少なく残存期間が短い場合は、手数料を回収しきれない可能性があるため注意が必要です。
仙台の不動産市場での注意点
仙台では、地域の金融機関(七十七銀行、仙台銀行など)と全国展開の銀行、ノンバンク系の[不動産投資](/column/sendai-fudosan-hojinka-timing-setsuzei)専門ローンを比較することが重要です。金融機関ごとに審査基準や対応エリアが異なるため、複数行を並行して当たるのが基本になります。
金利交渉のポイント
借り換え先への交渉だけでなく、現行の金融機関への金利引き下げ交渉も効果的です。
交渉前の準備
- 返済実績(延滞なし)の確認
- 他社の見積もりを取得しておく(競合を示す材料になる)
- 物件の現在の市場価値の把握
交渉の進め方
担当者に「他行でより良い条件を提示されているが、現行行で対応できないか」という形で相談すると、引き止めのための条件改善が提案されることがあります。特に長年の取引実績があり、延滞なく返済してきた借主は交渉力を持ちやすいといえます。
複数物件オーナーの場合
複数の投資物件を持つオーナーは、物件をまとめて一つの金融機関に集約することで交渉力が増します。「全物件を移す代わりに金利を下げる」という交渉が通りやすくなるためです。
仙台市内の物件を複数保有している場合は、地元の金融機関に相談すると地域密着型のメリットを享受できることもあります。エムアセッツが所有する青葉区上杉エリアの物件や青葉区錦町エリアの物件、宮城野区エリアの物件、若林区荒井エリアの物件のように、エリアを絞って複数棟を保有するスタイルも、金融機関との関係構築という観点では有利に働きやすい保有形態です。
まとめ
不動産投資ローンの借り換えは、適切に行えば大きな節約効果をもたらします。まず現在の金利と残債・残存期間を整理し、複数の金融機関に見積もりを依頼して比較検討しましょう。また、借り換えの前に現行金融機関への交渉を試みることもおすすめします。
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著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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