「シャーメゾンを建てれば安定した収入が得られる」と聞いたことがある方も多いでしょう。しかし実際のオーナーの利回りはどの程度で、維持コストはどれくらいかかるのでしょうか。仙台市内でシャーメゾンを所有するオーナーの実態に基づいて解説します。
表面利回りと実質利回りの差
不動産投資で語られる「利回り」には大きく2種類あります。
表面利回り
年間家賃収入 ÷ 購入(建設)価格 × 100
実質利回り(手取り利回り)
(年間家賃収入 - 年間コスト) ÷ 購入価格 × 100
シャーメゾンのカタログや建設提案では表面利回りが強調されることが多いですが、実際の手取りは実質利回りで見なければなりません。
仙台市内のシャーメゾン利回り参考値
| 間取り | 月額家賃目安 | 表面利回り目安(建設費から算出) |
|---|---|---|
| 1K(22〜25㎡)8戸 | 5.5〜7万円/戸 | 5〜7% |
| 1LDK(40〜45㎡)6戸 | 8〜10万円/戸 | 4.5〜6.5% |
| 2LDK(55〜65㎡)4戸 | 10〜13万円/戸 | 4〜6% |
建設費は立地・仕様・2024〜2026年の建築コスト高騰の影響で上昇しており、以前より利回りが低下している傾向があります。
年間コストの内訳(8戸1棟の場合の参考値)
| コスト項目 | 年間概算(参考) |
|---|---|
| 管理委託費(賃料の5〜8%) | 36〜50万円 |
| 修繕積立(毎月積立) | 30〜60万円 |
| 固定資産税・都市計画税 | 50〜100万円 |
| 建物保険(火災・地震) | 10〜20万円 |
| 小修繕費(設備交換等) | 10〜30万円 |
| 空室損(想定空室率3〜5%) | 15〜30万円相当 |
これらを合算すると年間150〜290万円程度のコストが発生します。表面利回り6%の物件でも、コストを差し引くと実質利回りは4〜5%程度に下がるのが現実です。
積水ハウスシャーメゾンの強み(長期オーナー視点)
コストが高くても「シャーメゾンを建てるメリット」がオーナーに支持される理由は以下の通りです。
- 入居率の高さ: ブランド力と設備水準の高さから仙台市内でも入居者確保がしやすい
- 修繕サイクルの長さ: 重量鉄骨造は外壁・構造体の耐久性が高く、大規模修繕の周期が長い(30年保証等)
- 入居者の質: 賃料が高めのため、安定した収入の方が多い傾向
- 転貸・サブリース: 積水ハウス系のサブリース(グランドオーナー制度等)を活用する選択肢もある(内容の確認が重要)
まとめ:仙台でシャーメゾン投資を考えるなら
仙台市は人口約109万人、東北地方の中心都市として賃貸需要が比較的安定しています。仙台駅周辺・青葉区・宮城野区は転勤・単身者・学生の需要が旺盛で、空室リスクは郊外より低い傾向です。
一方で建設コスト上昇により利回りは低下傾向にあります。投資を検討する際はシミュレーションを慎重に行い、専門家にご相談ください。
エムアセッツ株式会社は仙台市内でシャーメゾン複数棟を所有・運営しており、[不動産投資](/column/2026-04-07-sendai-no-fud-san-t-shi-de-sabu-r-su-keiyaku-wa-toku-ka-son-ka)に関する情報は不動産コラム一覧で発信しています。投資物件の参考情報は売買物件情報はこちらもあわせてご覧ください。
著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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