「シャーメゾンなのに隣の部屋の音が聞こえる」「床振動が気になる」――防音性が高いと言われるシャーメゾンでも、こうした声がゼロではありません。どのような状況で発生しやすく、どう対処すればよいのでしょうか。
床振動が発生しやすいケース
床振動は主に「重量衝撃音」として伝わります。シャーメゾンの重量鉄骨造でもゼロにはならず、以下のような状況で感じやすくなります。
ドア・引き戸の開閉振動
扉をドンと強く閉めた際の衝撃は、構造体を通じて横方向(隣戸)にも伝わることがあります。特に古い建具や調整不足のドアクローザーがある場合は振動が大きくなりがちです。
洗濯機・乾燥機の振動
高速回転時の洗濯機はモーターの振動を床に伝えます。防振マットなしで硬い床に直置きしていると、隣戸まで振動が伝わるケースがあります。
子供の飛び跳ね・走り回り
シャイド55等の遮音床でも、集中的に強い力が加わる飛び跳ねは一定の振動を発生させます。ペットの走り回りも同様の振動源になりやすく、ペット可物件では入居前に床材の仕様を確認しておくと安心です。
横からの生活音(空気音)が伝わるケース
戸境壁越しの「空気音」には以下のようなケースがあります。
- テレビ・音楽の音量が大きい(特に低音の多い音楽)
- 深夜の電話・会話
- 深夜の入浴(排水音・シャワーの水音)
[重量鉄骨造](/column/j-ry-tekkotsu-miyatsuko-keiry-tekkotsu-miyatsuko-mokuz-no-chigai-sendai-no-chint)のシャーメゾンは戸境壁の遮音性能が高い設計ですが、壁に穴を開けている・設備の隙間がある・換気口から音が回り込むなどの場合は漏れることがあります。
自分でできる対策
洗濯機の防振マット
ゴム製または発泡素材の防振マットを洗濯機の下に敷くだけで、振動が大幅に低減されます。コスト数百円〜数千円で効果が高い対策です。
ドアクローザーの調整
ドアが強く閉まる場合は管理会社に相談してクローザーの速度調整を依頼できます(費用は物件・契約内容による)。
家具の配置
本棚や家具を戸境壁面に沿って配置することで、壁の質量を補完し空気音が伝わりにくくなります。
防音カーペット・ジョイントマット
床への衝撃を吸収するカーペットやジョイントマットは子育て世帯やペット飼育世帯に特に有効です。
管理会社への相談術
相談する前に以下を準備しておくと話が進みやすくなります。
- 日時の記録: いつ・何時頃に・どんな音が発生しているかをメモしておく
- 音の種類の明確化: 「足音」「テレビ音」「ドアの音」など具体的に伝える
- 建物内か外部からの音か: 確認できれば特定しやすい
「管理会社から直接注意してほしい」と依頼するのが基本ですが、相手が特定できない場合は「館内掲示での注意喚起」を依頼する方法もあります。トラブルを当事者間で直接解決しようとすると紛争になりやすいため、管理会社を介するのが原則です。生活音に関するよくある疑問はよくある質問でも取り上げています。
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著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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