仙台でシャーメゾンを探すと、物件情報に「シャイド55」や「遮音等級D-65」といった表記を見かけることがあります。「D-25・D-55・D-65の違いって何?」「数字が大きいほど良いの?」という疑問を持つ方は多いはずです。
本記事では、遮音等級の基礎から各等級で実際に聞こえる音の違い、シャーメゾンのグレードごとの採用状況まで、仙台の[不動産会社](/column/sendai-fudosan-gaisha-sentaku-guide)の視点から詳しく解説します。
遮音等級「D値」とは何か
遮音等級のD値(Dとはアイソレーション・Dグレードの略)は、室間音圧レベル差を示す指標で、日本建築学会が定める「建築物の遮音性能基準」に基づいて評価されます。
D値は、隣室・上下室からの音がどれだけ遮断されるかを表す数値です。数値が大きいほど遮音性能が高いことを意味します。
D値の基本的な意味
- D-25:ほとんどの音が聞こえる(木造アパート相当)
- D-40:大きな声はやや聞こえるレベル
- D-55:通常の会話はほぼ聞こえない
- D-65:プロの音楽演奏でもかなり抑えられるレベル
賃貸物件として流通する物件は、D-30前後(軽量鉄骨造)からD-65以上(RC造上位グレード)まで幅広く存在します。
なぜシャーメゾンはD-55・D-65が多いのか
積水ハウスは「シャイド55」という独自の遮音技術を1996年に開発し、一般的な木造・軽量鉄骨造の賃貸より格段に高い遮音性能を実現しました。その後、上位グレード向けにD-65対応の「シャイド65」も展開しています。
D-25・D-55・D-65それぞれの"聞こえ方"
D-25相当(木造・一般軽量鉄骨)
木造2×4や一般的な軽量鉄骨の賃貸物件が該当します。
- 隣室のテレビ音声が言葉として聞き取れる
- 足音・ドアの開閉音が響く
- 隣の会話が「話している」と分かるレベルで聞こえる
仙台市内の古い木造アパートや、1990年代以前の軽量鉄骨造マンションはこの水準に近いものが多く、騒音クレームが発生しやすい環境といえます。
D-55相当(シャーメゾン標準・シャイド55)
シャーメゾンのスタンダードおよび多くのハイグレード物件が採用するレベルです。
- 通常の会話はほぼ聞こえない
- テレビの音声は音量によっては微かに聞こえる場合もある
- 楽器演奏(ピアノ等)は軽減されるが、完全には防げない
- 子どもの走り回る足音は若干伝わる可能性がある
日常生活の音は実用的に遮断でき、「隣の人が何をしているか分からない」という体験ができるレベルです。仙台で一般的なシャーメゾン物件の大半はこの水準です。
D-65相当(シャーメゾンプレミア・上位グレード)
シャーメゾンの上位グレード「シャーメゾンプレミア」や特定の重量鉄骨RC複合構造の物件が採用するレベルです。
- 大声での会話もほとんど聞こえない
- ドラムや大型スピーカーでも相当程度抑えられる
- 床衝撃音(子どもの足音)も大幅に軽減
- 生活騒音はほぼ気にならない環境
高級分譲マンション相当の静粛性が確保され、楽器演奏や音楽を楽しむ方、騒音に敏感な方にとって理想的な環境です。
シャーメゾンのグレード別遮音等級
シャーメゾンのグレード体系については、シャーメゾン特集でも詳しくまとめています。
スタンダードグレード
最もベーシックなシャーメゾンです。重量鉄骨造の場合でも、シャイド55(D-55相当)が標準仕様となっています。
木造・軽量鉄骨の一般賃貸と比較すると大きな差があり、「普通のアパートより静かだと感じる」という入居者の声が多いグレードです。
ハイグレード
スタンダードより設備・仕様が充実したグレードです。遮音性能もシャイド55が基本で、物件によってはD-60前後の仕様を採用している場合もあります。
共用部の仕上がりや設備面(宅配ボックス・オートロック・モニターインターホン等)が充実し、仙台市内の人気エリアでは家賃相場より少し高めに設定される傾向があります。
シャーメゾンプレミア
最上位グレードです。シャイド65(D-65相当)を採用し、フローリングの衝撃音吸収や壁・天井の複合遮音パネルも組み合わせることで、総合的な静粛性が飛躍的に高まります。
仙台市内では青葉区・宮城野区の一部エリアに存在し、家賃は一般賃貸の1.3〜1.5倍程度となることが多いです。
仙台でD値を確認する方法
物件情報だけではD値が記載されていないケースも多いため、以下の方法で確認することをおすすめします。
1. 仲介会社への直接確認
内見時に担当者へ「シャイド何番ですか?」と聞くのが最も確実です。シャーメゾンの物件情報には通常グレード情報が付いており、「ハイグレード」「プレミア」という表記から遮音等級を推定できます。
2. 積水ハウスの物件資料確認
仲介会社を通じて積水ハウスの建物仕様書を確認することも可能です。遮音等級は仕様書に明記されています。
3. 物件の築年数から推測
シャイド55が標準化された1996年以降に建てられたシャーメゾンは、ほぼすべてD-55以上です。2000年代以降の物件は大半がD-55対応、2010年代以降のハイグレード・プレミアはD-65対応が多くなっています。
仙台の生活環境から考える最適な遮音等級
仙台は比較的人口密度が高く、青葉区・宮城野区では隣接物件との距離が近い場合も多いです。騒音問題は賃貸トラブルの上位を占めることから、できるだけ高い遮音等級の物件を選ぶことが快適な生活の鍵となります。
一人暮らし・単身赴任の方
D-55で十分な静粛性を確保できます。通常の生活音で悩むことはほとんどありません。
ファミリー層・子育て世帯
子どもの足音や声が下階・隣室に伝わりやすいため、D-55以上を推奨します。可能であればD-65対応のプレミアグレードが安心です。
在宅ワーク・テレワーク中心の方
外部音の遮断が重要になるため、D-55以上が望ましいです。特に電話会議が多い方はD-65を検討する価値があります。
楽器演奏・音楽を楽しみたい方
D-65が最低ラインで、防音室付き物件か、別途防音対策が必要です。シャーメゾンのプレミアグレードでも楽器演奏を完全に防ぐことはできない場合があります。
まとめ:仙台でシャーメゾンを選ぶならD値に注目を
シャーメゾンはD-55(シャイド55)が標準となっており、一般的な賃貸物件と比べて優れた遮音性能を持っています。上位グレードのプレミアではD-65対応となり、静粛性がさらに高まります。
仙台で賃貸物件を選ぶ際は、「シャーメゾンだから静かだろう」と一括りにするのではなく、グレードとD値を確認した上で選択することが重要です。物件ごとの仕様を丁寧に比較検討することで、より快適な仙台暮らしが実現できるでしょう。
エムアセッツでは仙台市内に複数のシャーメゾン物件を所有・運営しています。グレードや遮音等級についてご不明な点は、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。所有物件一覧もあわせてご覧ください。
著者
森 信幸
代表取締役 / エムアセッツ株式会社
宅地建物取引士(宮城県 第018212号)
仙台市青葉区を拠点に、シャーメゾンを中心とした高品質賃貸物件を所有・運営。全棟ペット可の方針で、入居者とペットが快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。
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